みどりのながれ

日々のメモ

2020年秋冬ゲーム近況

2020年上半期はポケモン漬けでほぼそれしかやっていなかったんですが、

下半期はSwitchを中心にちょこちょこ他の作品にも手を伸ばしていました。

じっくり一本ずつ振り返りたいところなんですが、

ひとまず総まとめという形で記録しておきます。

 

モンスターファーム2

 

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1999年、PSで発売されたソフトのリマスター版。

自分はSwitchで遊びましたがアプリ版も配信されています。

もう20年も前のソフトなんですね…。

 

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原作ではCDを読み込ませることによってそのデータから

モンスターを誕生させるというのを最大の特徴としていましたが、

ゲームハードの移り変わりによってそのシステムは廃止。

代わりに独自に作られた音楽・ゲーム等のディスクデータベースから

目当てのデータを引っ張ってきて、

そこからモンスターを誕生させるといった手法になりました。

なんだかイマドキですね。

 

データベースには20年前当時のもののほか、

移植版が発売されるまでの20年間にリリースされたものまでたっぷり。

もし今もモンスターファームがあれば、大ヒットしてるこの曲・このCDから

どんなモンスターが誕生しただろう…。

時々ぼんやりそう思って20年間過ごしてきたのが一気に紐解かれて

正直めちゃくちゃ心躍りました。

しかも事前にネットでアイデア募集されたのもあって

そのモンスターが誕生する理由に小ネタが効いてたりと

もうこれだけで楽しいゲーム足りえます。

 

レアモンの入手条件も緩くなっていて、

情報さえあれば誰でも育成できる時代に。

自分が一番最初に育てたドミノスも当時は入手困難でしたが

自宅にあるCDのデータで簡単に誕生してきてくれました。

 

 

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本当はモノリス種はこんなに長生きしません

 

しかもレアモンたちを中心に

データベースには『特殊個体』なるものが潜んでいて、

寿命が大幅に伸びていたり、習得できない技を特別に覚えていることも。

『バナナ育成』で寿命が伸ばせないのでその救済措置と思われますが、

その点もあって原作よりもゲームクリアは

ある程度易しくなっている印象です。

このドミノスも育成1体目だったんですが、

なんと殿堂入りを果たすほど強く育ちました。

 

 丈夫さバグの件も相まってなかなかに逆風でしたが、よくやってくれました。

 

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また、移植版はかつて敵オンリーのキャラだった『ノラモン』たちを

育成できるようになったのがポイント。

総じてガッツ回復が早かったり、誕生直後から強力な技を覚えていたりと

攻略はもちろん公式大会の『モンスター甲子園』でも大暴れしていました。

 

 

 

真・女神転生ⅢNOCTURNE HDリマスター

 

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こちらも過去にヒットした作品のリマスター版。

ストーリーや世界観の重厚な作り込みと、

やや辛口な難易度はそのままに『原作尊重』を掲げ発売されました。

 

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ストーリーの大筋は変わりませんが、

マップや戦闘などグラフィックがかなり向上しているのもあって

よりゲームの世界に入り込めるような設計になっており、

それだけでも価値あるリマスターだったと言えます。

 

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特に自分は、当時遊んでいたのが『マニアクス』ではなく

無印(青いパッケージのやつ)だったので、

ライドウや魔人たちとの邂逅や、アマラ深界といった要素も初めてで

再履修のためのちょうどいい機会があってよかったと感じました。

 

あと、ボイス付きなのが想像以上にいい。

登場人物がセリフを読み上げることにより、

その抑揚などから細かな感情描写を改めて感じ取ることができたり、

世界観や没入感が特に大事なこのゲームの魅力を

さらに押し上げる形になっていると自分は思いました。

 

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スザク好きなんです。かわいいなあきれいだなあ。

 

魅力的な悪魔たちの3Dモデルがかなり鮮明になって、

愛着もさらに湧くといういうもの。

 

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ディオニュソスがこんなに美形だなんて知りませんでした。なんかドキドキ。

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眩しいくらい美髪なロキ。ふんどしマントだけど…。

 

あと、これは後からアップデートで追加された機能なんですが、

合体の際にスキルを任意で選択できるようになったのが革命でした。

『原作尊重』とはやや離れる要素ですが、

ゲームスピードとかだいぶ当時とは変わってきてますし

そっちの方が今の時代いいのかも。

これも片方に寄せるのではなく、

あくまでプレイヤーの任意なのが上手いところだなと思いました。

従来のシステムのままスキルランダムで合体をすることも可能。

 

今現在中盤~終盤に差し掛かったくらいのところを進んでいるので

じわじわ牛歩でもクリアまで辿り着こうと思います。

 

 

モンスターサンクチュアリ

 

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どこで耳にしたかは覚えてないんですが、

良作だという話を聞いて割と勢いで手に取って遊んでみた作品。

SwitchのほかPS4やPCなど様々な媒体で配信されている

海外制作(ドイツだったっけ)のモンスター育成RPG

 

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モンスター育成というと、ついて回ってくるのは『ポケモン』の影ですが、

初めに手にするモンスターの存在など若干意識してる感じはあります。

…が、実際遊んでみると結構別物でした。

手に取るきっかけや、物語の入り口としてうまく利用していて、

慣れてきた頃にこのゲームの本質であるシステムに引き込んでいくような

そんな巧みさがあるゲームという印象でした。

 

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御三家的な最初に選べるモンスターたち

 

最初のパートナーである彼らがストーリーで重要なウエイトを占める事や、

ナビゲーター役も務めているところがよかったです。

精霊として長くを生きた存在でもあるので過去のことを知っていたり、

未来(続編といった方が正しいかな)へのシナリオを

予感させる存在でもあるのも頼もしいところ。

 

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マップでの移動パートはアクション要素が強く、

ちょっとした謎解きやパズルをしながらアイテムを獲得したり、

エンカウントを回避したり、

モンスターの特殊能力を使いながら道を切り開いたりしていきます。

 

 

イメージとしては『ヴァルキリープロファイル』の

ダンジョンマップに近い感じ。ドットがぬるぬる動きます。

途中、マグマとかトゲとかいわゆるマリオとかだとアウトになる

障害物が出てくるんですが、

大したペナルティはなく直前の位置に戻されるだけなので

アクション下手でもそれほどストレスたまらず、

グイグイ進めてゲームのテンポ感もいいので楽しいです。

(だったらトゲとか配置するなよっていうツッコミはなしで…)

 

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戦闘は基本3対3で戦闘毎に全回復(ここもこの作品の偉いポイント)。

キーパーバトルというポケモンでいうトレーナー戦だと、

場に3体出しつつ戦闘不能になると入れ替え…

といった6対6のフルバトルになります。

 

複数対複数なのがまた絶妙で、

守備力の高いヤツが紙耐久のアタッカーを庇ったり、

複数の相手に状態異常含む『デバフ』をばらまいたり、

強力な『バフ』を味方にかけまくったり、それを打ち消したり…

シナジーや戦術面がかなり重要になってきます。

技の範囲や相性、補助の重要度や役割分担といった点では

この記事に一緒に挙げた『女神転生』シリーズみたいな

硬派な感覚が近いかもしれません。

 

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育成はスキルツリー方式 最大レベルまで上げても全部は習得できません…

 

モンスターのレベルが40止まりなのもあって、

単純にレベルを上げて殴れば勝ちみたいな

脳筋プレイが後半になるほど難しくなり、

最終的にはかなり骨太な攻略難易度になりました。

自分も最後の数戦あたりで詰みかけてメンバーの刷新をしたり、

アイテムを使ってスキルツリーをリセットし改めて取捨選択したり、

相手の穴を突くようなスキルを血眼で探したりと

久々に冷や汗かかされました。

 

そういやゲームってそういうものだったよな!と、

ここ10年くらいは忘れていた感覚を思い出せて痛快でしたが、

ソシャゲとかからゲームに入ったりした人だと

その辺の感覚の違いに悩まされるかも…とだけは言っておきます。

いいゲームなんですけどね。画面の雰囲気の割に手強い。

 

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そうそう、翻訳まわりがすごく丁寧なのも高評価です。

老人が急に元気ハツラツな口調になったりと、

稀に違和感を感じることもありましたが基本丁寧。

ストーリーも濃すぎず薄すぎず、

一作だけでは描ききれなさそうな世界観の広がりも感じる事ができて

そういった情報もキャラクターに対する思い入れに繋がりました。

 

 

サガコレクション

 

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ゲームボーイでかつて発売されたサガシリーズの3作が遊べる

ダウンロード専売ソフト。

買っただけでまだ手を付けられていないんですが、

2021年の今、こうして触れるチャンスがくるとは思わず即購入しました。

だって一作目が出たの1989年ですよ…。

今現在おばさんに足突っ込みかけてる自分ですら

言葉も話せぬ赤ん坊時代だった時のゲームですよ…。

 

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3つの作品は好きな順で遊べるんですが、

無印からやるか、慣れ親しんだ2からやるか悩みます…。

Twitterには「逆から攻める!」と3から始められた方もいて面白かったです。

 

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また、さすがにこの年代差だと表現とかそういう部分での認識も

時代の移り変わりとともに変化して、変更になった部分も。

そういった場所を探してみるのも楽しみかもしれません。