みどりのながれ

日々のメモ

東京訪問 2021.10.09

深まりゆく秋、ワクチン接種も早い人はひと段落したころかと思われますが、

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

緊急事態宣言の解除、そして感染者数減少の頃合いを見て、

先日日帰りで東京まで出かけてきました。約一年ぶりです。

 

 

 

 

東京へは新幹線で。

今回乗車した車両は行き帰りどちらも新型のN700S。

コンセント穴がひじ掛けにあるというアレです。

行きは感じなかったんですが、帰りの車両は新車のような匂いがしました。

 

品川で下車し、さっそく目的地へ…の前に。

駅ナカにあるスミスに寄りました。

 

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地元で探し回っても見つけられなかった

新シリーズ商品『メレンダ』のノートを購入。

どれもいい柄で正直コンプしちゃいたいくらいなのですが、

使い時も置いておくスペースもお金も有限なのでこの2柄をチョイス。

オレンジのは夏に発売したスミス限定の縦型ノートです。

 

以前は名古屋にもスミスがあったんですが、閉店しちゃったんですよ…。

残念すぎる。再オープン希望です…。

 

旅の始めに荷物を増やすという愚者ムーブですが、

今回時間もなかなかに限られた旅だったので致し方なし。

 

 

 

品川から山手線で渋谷へ。

駅から道玄坂を登って松濤美術館へと向かいました。

 

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こちらで行われていた『デミタスカップの愉しみ』がずっと気になっていて

今回これを目当てにやってきた次第です。

 

ところが…。

 

 

>土曜・日曜・祝日・会期最終週は日時指定制となりますのでご注意ください。

 

 

この時期一番大事な事なのに実はわたくしこれを失念していまして、

大変だ、じゃあ遅い時間でもいいから予約を取らないと…

と確認すると会期終了まで見事に予約は満員でした…。

ならば図録だけでも買って帰ろうとしたら、そちらも既に完売御礼。

久しぶりに完全敗北しました…。

 

 

 

凹んでいても仕方がないので、繰り上げる形で次の目的地へ。

 

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銀座線を使って外苑前まで。

イチョウ並木のすぐそばにある『ロイヤルガーデンカフェ青山』で

期間限定で開かれていた『ぽすくまカフェ』で昼食をいただきました。

予定が繰り上がった分早めに入店することができて、

料理とサービスをゆっくり堪能させていただきました。

 

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私がいただいたのはパスタランチ。

イカスミとガーリックソースのハーフ&ハーフスパゲッティ』。

フォカッチャとスープ、サラダと紅茶(orコーヒー)がついて税込2030円。

なかなかの青山価格ですが、今回はこれを楽しみに来たのでよしということで。

自宅で土日の昼を過ごす際、菓子パン・カップラーメン・あまりご飯

みたいな内容ばっかりだったんで、それと比べるともう、ね…。

質の違いに涙が出るまでありました。

 

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追加でミルクティーも。(税込770円)

 

すぐそばのテーブルには何やら関係者らしき人々の姿が…。

その中の女性はぽすくまのグッズにも使われている

タータンの服をお召しでした。

グッズ売り場の所に、本日はデザイナーが来店中とあったので、

あのご婦人がそうだったんだと思います。

 

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来店時にポストカードを1枚いただけるんですが、

そのカードは店内のポストから切手を貼って投函することができるんです。

自分宛てですが試しに書いてみました。

 

切手代はお店負担な上、使用した分のポストカードは

投函後に再び同じものを新品でいただけるというなんとも贅沢なサービス。

自分調べですが、ぽすくまカフェが開かれた際はどうやら

毎度このサービスがあるようなので、神戸会場でしたっけ…?

これから訪れる予定の方は記念にぜひとオススメしておきます。

もちろん、自分宛てだけではなく親しい方などへも。

 

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そうそう、そんなに量は多くありませんがグッズも買ってきましたよ。

紅茶はティーブレンダーの方による品で一級品。

このひと箱で実は同会場で販売されていた

カップ&ソーサーより値段が高かったりします。

 

ジップつきの袋は、この先ポスクロでダイレクトスワップなどを

する時が来たら使うことにします。(気が早い)

 

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外苑前のイチョウ並木、実は初めて訪れました。

よく画になる場所として話を聞きますが、確かにこれは壮観。

今はまだ青いですが、黄色く染まった頃は

ますます素晴らしい景色になりそうですね。

コンクリートジャングルな東京ですが、こういう場所もあるのはいいことです。

並木道をランニングされている方もいましたが、

この時期はちょっと銀杏が匂うよ…?

 

 

 

再び銀座線に乗り込み次は銀座へ。

お気に入りのお店があるので東京まで来ると

最近はほぼ必ず寄っている気がします。

文具店の伊東屋さん、銀座三越内にあるロダスさんがお気に入り。

 

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伊東屋さんでは今自分の中でホットなポストカード類などを、

ロダスさんではスコーンとファッジを購入しました。

 

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ロダスさん…日本ではここにしか店舗がないので貴重なんです。

東海でも『英国展』などの催事でお目にかかることはありますが、

満足に買い物しようと思ったらここに寄るのが一番確実です。

 

 

 

次の予定までの間に、さらに銀座線に乗って三越前まで。

コレド室町内にある誠品生活で行われているmtのイベントまで

行ってきました。

 

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始まってからだいぶ経っていたからか、特別人が集まっている様子はなく

ゆったりと見て回ることができました。

長めに期間をとってくださり遠征民としても助かります。

アーカイブス柄は台湾関連。

 

お店ができてから初めて訪れましたが、

中に台湾茶ティースタンドがあるんですね!

時間に余裕があったら立ち寄ってみたかったんですが、

今回はちょっと余裕がなさそうだったのでまたの機会に。

アジア雑貨とか大好きなので、

ぜひまたゆっくり見て回る機会を設けたいですね。

 

 

 

コレド室町を離れたあとは、少し道を引き返して新橋へ。

駅から徒歩で汐留に向かいパナソニック留美術館を訪れました。

 

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日も傾く時間となっていましたが、この日から開幕の

ブダペスト国立工芸美術館名品展』を鑑賞。

美しい美術工芸品の色と輝きに浸ってきました。

 

ちなみにこちらも全日・全時間帯要予約です。

こっちは気をつけてたのに何でデミタスカップの方は失念してしまったんだ。

(まだ言ってる)

 

ジャポニスムからアールヌーヴォー』という副題のとおり、

日本美術の影響から紐解いていき、モチーフの選び方や釉薬の研究など

単なる模倣とは違う、東洋の作品を見た西洋の作家の

熱量を感じることができます。

 

外国の寿司バーがカリフォルニアロールなどの独自の寿司を編み出したり、

日本の菓子屋がマリトッツオをアレンジして変わり種を生み出したり、

西洋と東洋の融合は時に元の地域の人間からしたら

ナンセンスと思われるようなものも誕生しますが、

自分としては全てにおいて肯定的でありたいと思っています。

水の硬度や手に入る食材も違うでしょうし(焼き物なら土とか)、

そうやって新たにミックスされて生み出されたものが

新しい路線を切り開いたりするものでもありますので。

 

なんかべた褒めでアレなんですけど…。

ジャポニスムシノワズリなどはその最たるもので、

東洋の観察眼から映し出されるモチーフの精密さと図案、

西洋の豊富な色形が組み合わさって、まさに人類の美の結集。

全世界の人間が美しいと思えるような

比類なき美が表れていると私は思うのです。

 

…で、前置きが長くなったんですけど、

この展示ではそんな作品を目の当たりにできますよ。

メインビジュアルにも使われている数作品も素晴らしいんですが、

他もどれも粒ぞろい。見返したいなと思ったので図録買っちゃいました。

 

あと、来訪をお勧めする理由はもう一つ。

釉薬の光沢感や、金彩、ガラスに内包された箔の輝きは

直に拝見しないとなかなか素晴らしさが伝わらないということ。

箔押しとかホログラムのものを写真に撮ってもキラキラ感が

伝わりづらいのと一緒で、やっぱ生で見ると段違いです。

 

人類はいつの時代も光り物好き…。

私のような、現代のソレに該当する方は

特にハッピーになること間違いなしかと。

 

 

 

美術館から出るとすっかり暗くなっていました。

新橋から東京駅へ移動し、新幹線で帰宅。

久しぶりの遠出だったのでなんだか移動が長く感じました。

念入りに感染対策したり、美術館の入館規則に従ったりと

まだまだコロナ禍の片鱗が残る状態での行楽でしたが、

これくらいのお出かけが問題なくできる状態が続くといいですね。