香川・岡山遠征 2015/10 一日目
今月14日と15日、ひとりで香川と岡山旅行に行ってきました。
忘備録代わりにここに記録をば。
前日の13日、仕事を終えたあと夜行バスに乗り込み、まずは四国・琴平に出発。
名古屋駅22:30発のバスでした。
バスは3列でゆったり。
携帯を充電できるコンセントこそはありませんでしたが、それなりに設備が整ったいい座席でした。
仕事の疲れもあり、割と早めの就寝…。
四日市で人が乗ってきた記憶が曖昧だったくらいには即寝だったようです。
最近夜行バスを利用することが増えて慣れたからか、その環境で寝付くのも早くなった気がします。
一度夜中に起きた時に携帯で地図を開いたら、ちょうど明石海峡の真上でした。
そのまま淡路島を渡って、バスは四国入りしたようです。
まだ夜が明けないうちに既に四国入りしていたようで、
明け方は結構時間つぶし的な感じでバスが停車してました。
そのあたりは記憶してるんだけどな。
夜が明けたあとは、瀬戸内海沿岸の美しい景色が車窓から見えたのでカーテンを開け、
到着まで時間があったので福岡の時同様バス内で朝食をとりました。コンビニおにぎり。
琴平に到着したのは9時半を回ったころ。
他の乗客は途中の停留地で降りて、私が最後の乗客だったようでした;
まずはここで荷物を預け、電車に乗って丸亀駅へ。
琴平駅は自動改札機がなく、電車の本数も少なかったです。
そして何より驚いたのが、電車のドアがボタン式なこと!
ホームに停まってる電車に乗り込もうとしたら扉が閉まっていて、
まごまごしていたら駅員さんに「ボタンを押してくださいー!」って丁寧に教えられました;
そのまま丸亀までは乗り換えなし。ゆるりと向かいます。
丸亀は、琴平よりは人の乗り降りが多い印象。
改札も確か自動の物があったかな…?
とはいえ、周りの駅から乗り継いでくる人が多いためか、駅員さんの方が仕事が多い感じ。
駅から城へ向かって歩いていく途中、商店街を抜けていくんですが、これがまた衝撃的な光景で。
なんと、そのほとんどがシャッター……。
は、廃墟!?
「まだ時間が早いから?」とか「今日は平日だから?」とかいろいろな考えが頭をよぎりましたが、
どうやらこれがデフォルトな様子…。
シャッター街ってこういうことなんだな…と身をもって体験しました;
商店街内にてにっかり青江が公開された初日からポスター配布などのイベントが行われていたようですが、
数量限定だったため、私が来たその日にはすでに配布終了していらっしゃいました!無念…!
それにしてもあの光景は、商店街といったら大須みたいなアレ、
という印象を持っていた私にとって衝撃的すぎました。
商店街を抜けて、市役所を通り過ぎると、目的地の丸亀城とその公園が眼前に見えてきます。
ちょっと反射しちゃってますが。
公園付近の掲示板にしっかりと資料館の展示に関するポスターが貼られていました。
ちっちゃく、とうらぶのにっかり青江に関する記述も添えられています…w
これを見て、バスを降りてから見知らぬ土地を一人でふらふら彷徨って
夢の中にいるような気分だったのを、「ああ、ついに来たんだな!」と現実に呼び戻された感じがしましたねw
もちろんいい意味ですよ!
旅の目的というか、使命を改めて思い出したとかそんな感じです。
事前にツイッターで情報として入れてはいたんですが、丸亀城天守が想像以上の高さ。
この画像でそれが伝わりますかね…?
手前に見える門から入って上がっていくのですが、こりゃもうハイキングのレベルじゃないなと。
門を抜けると道が分かれており、天守へ進む道と、資料館の方面へ抜ける道があります。
私はまず天守へ。
見返り坂と呼ばれる急勾配を進んでいくんですが、心臓が破れそうな坂でした;
この午前中の早い時間、地元のおじいちゃんと思わしき方々が
公園内にジョギングやウォーキングにきていたんですが、これは体力つくだろうなー…と思いました。
のぼりきった後、名前の通り”見返って”みたのがこちら。
うーん、この写真だとあまり伝わらないかも。
とにかく、「こんな坂道今まで経験したことねえ!」ってぐらいきつかったんですが、
やっぱりそういうのは百聞は一見にしかずというか、
実際足を運んでみて体で味わうのが一番なんでしょうね…。
見返り坂の傾斜が半端ないのでヒールやスカートでの来訪はお勧めできません…。
ヒールで現地に来ていた審神者さんが危ないことになってました;
石垣の真下から一枚。
美しい曲線美!
この高くて美しい反りの石垣は、『扇の勾配』と呼ばれているそうです。
丸亀城の石垣の中で最も高く、20メートル以上もあるのだとか。
この上が三の丸になっています。
見返り坂から三の丸にかけての道は、大きなもみじの木が茂り、
もう少し訪れるのが遅かったら紅葉して綺麗だったんだろうなと想像させられます。
紅葉こそはしていませんが、木漏れ日が綺麗でこれはこれで最高だったんですけどね。
坂を上ると、三の丸という平場に出ます。
小高い丘の上…というにはちょっと高いかな?
讃岐富士を望むことができます。
ちょっとした公園のようなつくりになっていて、行き交う人の数もなかなか多い印象。
親子連れの姿もありました。
ちなみに、その奥地には『三の丸井戸』というとても深い井戸があり、抜け穴伝説があるとか。
今は空井戸となっているようで、立派な金網でふさがれ、植物が茂っていました。
ちなみにこの井戸の深さは31間(約56メートル)。
石垣が高い分、井戸の深さも相当なものですね。
井戸といえば、画像が残っていないのですが、その上の二の丸にも井戸があり、
そちらの井戸が深さ36間(約65メートル)で日本一なんだとか。
築城に関わる、悲しい伝説が残されていてその内容がちょっとホラー。
以下、パンフレットより抜粋です。
❖石垣に関わる悲しい伝説❖
羽坂重三郎は、丸亀城の石垣を完成させた功労者です。
殿様は「さすが重三郎の築いた石垣だけあって完璧だ。
これでは空飛ぶ鳥以外にこの城壁を乗り越えるものはあるまい。」とご満悦でした。
ところが、重三郎は「私に尺余りの鉄棒をくだされば、容易に登ることができます。」と言って、
鉄棒を使いすいすいと城壁を登ってしまいました。
殿様は、重三郎を生かしておけば来敵に通じた場合、恐ろしいことになると考え、
場内の井戸の底を重三郎に探らせて、その隙に石を投じて殺してしまいました。
その伝説が二の丸井戸です。
…とまあ、こんな逸話が二の丸の井戸にはあるらしいです。
にっかり青江が持ちネタとして語ってくれそうな怪談話ですね…。
他にも、人柱伝説とか、丸亀城内にはそういうホラーな伝説がまだあるそうな。
なんだかヒンヤリしますね。
なにやら薄暗い話になっちゃいましたが、丸亀城から見える景色は高さもあって爽快そのもの。
この日は天候もよく、遠くまで見渡せました。
上の画像は城内三の丸の北部、瀬戸内海を望む櫓跡からです。
遠くに瀬戸大橋や、海を航行する船の様子を見ることができました。
瀬戸内らしい、美しい景色ですね。
二の丸を越え、さらに登っていくと、石垣の一番上、天守がある本丸に出ます。
日本一小さな木造天守である丸亀城天守ですが、その存在感はやはりなかなかのもの。
白壁が青空によく映えます…。
天守の中は自由に見学することができます。(200円)
入り口でスリッパに履き替え、3階建て…といえばいいんですかね?
3フロアある内部を見て回れるんですが、これがまた日本最小の天守だけあって狭い…w
この日は平日でしたが、私のようににっかり青江目当てできたであろう若い女性数人と、
普通に観光で訪れたであろうおじいさんおばあさん方が入っただけで途端に身動きがとりづらくなりましたw
画像は天守最上部なんですが、広さにしてどれくらいでしょう…。
6畳とかは絶対ないんじゃないかな…と思いました。
城というと名古屋城が一番なじみ深い私にとっては、規模が違いすぎてそれはもう驚きでしたね。
狭い分、城内の階段もこのとおり。
ものすごい傾斜です…。
登る時は膝を階段にぶつけそうになり、降りる時はあまりの急角度に吸い込まれそうになるという、
高所恐怖症でなくても地獄のような場所でした;
ちなみに、天守入り口では今回のにっかり青江の展示に合わせて、記念カードが配られています。
デザインは私がもらったこれのほかにももう2種類。(うち一つは展示企画前からあったデザイン)
名刺くらいのサイズで後ろのポストカードについては追々紹介を…。
天守をあとにして、次は見返り坂のふもとに建っている観光案内所へ。
とうらぶとのコラボグッズはここで取り扱っています。
ポスターにある通り、グッズには購入制限が設けられていて、
クリアファイルは各3枚まで。ポストカードは5枚まででした。
価格はそれぞれ、ファイルが各400円、ポストカードが250円。
せっかくなので、上限数買って帰りました。
ポストカードの絵柄は、にっかり青江のデザインを担当されたべっこ先生の描きおろし。
曇天をバックに、美しくて妖しい彼の魅力が溢れんばかりに描かれてます。 こいつはお宝だ…!
クリアファイルは通常立ち絵と戦闘立ち絵の2種。
裏は刀身の写真が大きく載せられてます。 そちらもまた、美しい。
ちなみに、私が足を運んだのが冒頭にもある通り14日だったんですが、
その週の週末にはクリアファイルの在庫がなくなってしまって入荷待ちの状態になっちゃったそうで。
郵送受付をされてるようで、買い逃しに関しては問題ないんですが
それでもタイミングよく買えてよかったなと思いました。
後々のニュースで知ったんですが、
初日だけでクリアファイル2300枚、ポストカード3500枚も売れたそうですから
まあ在庫がなくなるのも当然ですよね…。
自分もそのうちの一人ですが、とうらぶ旋風恐ろしい…!
まだまだ続きますがここでいったん切ります。
その2へ。