みどりのながれ

日々のメモ

福岡遠征 2015/5 二日目 その2

フォロワーの中島さんと合流したのち、博物館内へ。

まずは3階の特別展の展示会場へ向かいます。



ちょうどこの日(5月19日)、展示替えの直後だったためか、

シニア層を中心に平日の午前中にしては人が多め。

いや、それともいつもこのくらい人気で人が入ってるのかな?

特に手紙や文書など覗きこむ系の展示のところでは渋滞になりがちで、

「ちょっとこの展示はあとに回して…」ということもしばしば。



日本の中でも海外との交流が盛んだった九州という地。

ポルトガル船の大砲や、中世に日本に渡った宣教師が著した日本の地図など、

それを感じさせるような名品もいくつかありました。

本州、中部の美術館などではなかなかこういうものは見られないので、なかなかに刺激的でしたね!

(中部はどうしても土地柄三英傑押しになりがち……)

他にも、教科書などで見るような武将の有名な肖像画の数々、

某戦国ゲームのキャラクターデザインのモチーフになったものなど見ごたえ抜群で、

はるばる来てよかったな!と大満足できる内容でした。

南蛮屏風や、立花宗茂所用の具足、道雪の雷切とかをこの目で見れた幸せ…。



図録も買ってきました。

中ではすべて撮影禁止だったので、今回の展示を振り返る際はこれが重宝しそうです。

まだすべて目を通してないので具体的な感想は割愛しますが、

展示品の詳しい解説や、それにまつわるコラムなどが書かれておりこちらも大満足な内容。

迷った際はぜひ購入を。

これ含め、戦利品に関してはまた最後に画像付きで詳しくまとめます。



ちなみに。

図録などを売っているカウンターの横に、木札に家紋を焼きいれてくれるお店が出店していて

気まぐれにそこを覗いてみたのですが…。

なにやら見覚えのある紋の数々が。

お店の人によると、「ゲームのキャラクターの紋で、依頼があれば作っている」とのこと…。

木札は両面に紋を入れることも可能で、「これとこれを表裏にしてくれってよく頼まれるんですよ!」と

お店の人が大和守安定と加州清光の紋を指していてあわわわわ。

あまり、そういう話は聞きたくなかったかもなーーーーwww

……ここでも審神者の気配を察知したのでした。





次は、4階の常設の文化交流展示内にある

『中世刀剣の美 -ふくやま美術館寄託「小松コレクション」と九博の名刀-』へ。

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre125.html

ここに、『刀剣乱舞』に実装されている江雪左文字の展示があります。

審神者としては、こちらが今回の旅の一番の目的だと言えそうですね;


イメージ 3


文化交流展示は大広間とそれを囲むような小さな展示会場で構成されていて、

この特別展示があるのはだいたいこのあたり。(そのすぐ下だったかも)

わりと入り口から遠い展示室ですね。


イメージ 2


入り口には江雪左文字が大きく印刷された電光掲示板が。

この展示の一番の目玉となっているみたいですね。

(それとも単に審神者からの問い合わせが多かったからメインに据えたとかそういうの?)

キューハクで本格的な刀剣の展示があるのはこれが初めてらしく、

展示室内は常にそこそこの人数の人の姿が。

修学旅行生や遠足?の子供たちの姿もあり、

それぞれ興味津々な様子でガラスケース内の刀剣を眺めていました。

……もちろん、私たちのような審神者らしき人の姿もアリ。

ゲームの影響ってすごいですな。


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ホームページからの抜粋ですが、展示の刀剣はこういった感じの内容。

来と長船が多めだったかな…?

見て分かる通り、国宝・重要文化財がほとんどです。

国宝・重要文化財ともに展示期間が限られ、なかなか目にできる機会がないため

これはかなり貴重な展示と言えそうですね。

(昨年の12月ごろにも所蔵先のふくやま美術館で展示があったそうですが…)

こちらも見に来れてよかった!



入り口付近に太閤左文字ほか短刀の展示があり、

江雪左文字はトリをつとめる位置に展示されていました。


イメージ 4


いびつなあやふや記憶スケッチで失礼。

展示室にノートと鉛筆は持ち込めるので、今度から持っていくべきですね…。



拵とともに展示がされており、その姿は堂々としていてとても美しいものでした…。

ゲームのキャラデザと比較しつつの感想でちょっとナンなのですが、

さざ波のようなのたれの刀文は穏やかな心の象徴のようであり、

かすかに入る互の目の刀文が和ろうそくに灯った灯火のような揺らぎで…非常に美刃でした。

ゲームの方でデザインされている穏やかで、でも張りつめた冬の空気のような厳かさがあるオーラを

この刀からも感じ取ったような…そんな気がします。

目釘穴は事前に聞いていた通り5つ。すべて開いています。

今まで見てきた中でこんなに目釘穴が多い刀はなかったですね…。

穴同士がすごく近い箇所もあり、どういう時、誰のために開けられたのかな?と、想像を掻き立てられます。

拵の方は、いつ作られたものか分かりませんが

萌黄色の下緒と雪空のようにも見える不思議な文様の鞘が印象的でした。

(逆に、鍔や細部の装飾を思い出せないのが残念)

鞘はどうやらエイの皮に漆を塗り、それを削り出すことでこういった文様を生み出しているんだとか?

打刀拵とあるので、本来は江雪のためにあつらえたものではない??のかもしれませんが、

ゲームでのあの姿を彷彿とさせるようで、偶然ではない何かを感じました。

刀身同様こちらも非常に美しかったです。



本当は常設の展示も全てくまなく見て回りたかったのですが、少し時間が押しているので今回はここまで。

また機会があれば見に来たいですね…。

キューハクをあとにする前に、ちょっとだけミュージアムショップを覗いてみることに。

…ここにもありました。へし切バウム。

噂によると日に2度ほど補充がされているらしく、売り切れることはほぼなさそうとか…?

江雪左文字を見に来た審神者狙い撃ちですねw

ちなみに、長物扱いになるので展示室に長谷部と同行することはできないので注意。

ロッカーやクロークがあるので、先に買っちゃった場合そこで預けるか、

もしくはミュージアムショップでそのまま帰りまで預かってくれるそうですので

その際は利用するといいかもしれませんね。





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中島さんと天満宮の参道の方まで戻り、そこにある一軒のお店でお昼ご飯。

明太子のお店『ふくや』の奥にあるイートインコーナーにて、明太子茶漬け。

税込864円で、ご飯とお出汁は自由におかわりできます。

お店の人も最初に「皆さん少なくとも2杯は食べていかれるのでおかわり遠慮なく」と言ってくださり、

私たちも各2杯いただきました。

ご飯、お出汁、明太子はもちろん、その他付け合わせも非常に美味でおいしかったです!

事前にガイドブックを見てここにしようと決めていたんですが、とてもいい選択でした。大満足。





その後、西鉄で再び天神に戻り、次は福岡市博物館を目指します。

バスに乗って向かうのですが、乗り場とどのバスに乗ればいいかがちょっと分かりづらい。


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ツイッターにて、ガイドの江雪さんが詳しくバスについて載せてくださってました。

自分があの時乗ったのは西鉄福岡駅コスモスクエア前から、301か303番のバスだったような。

バス横の電光掲示板に『博物館南口』とあったので間違いないと確信し乗車しました。

『博物館北口』というバス停もあるようなので、ルートによるんですかね…?

このへん最後まで理解できないままでした…。

おおむねどのバスも近くまで向かってくれるようですが、

自分がいる場所によってはタクシーという選択肢も十分あるとか。

ちなみに、バスの料金を支払う際、ここでもトイカが使えました。

バスは電車以上に小銭がないとアタフタするのでこれはスマート。嬉しいです。


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一人じゃないので、乗車中も楽しい。

しばし中島さんと雑談…。





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『博物館南口』でバスを降り、市博こと福岡市博物館へ。

具体的に何時か忘れちゃいましたが、もう既に日が傾いていた頃。

17時までなのでゆっくり見て回るにはちょっと時間が少ないです。

ところでこの写真、スマホで適当に撮ったっきりだったんですが、

PCで見たら外観めっちゃきれいでびっくりしました。 青空を反射してぴかぴか…!

ガラスばりの外観はシンメトリーなデザインで、とても素敵なデザイン。


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そういえば…ここに所蔵されている誰かさんもシンメトリーなデザインでしたね……。

なんという偶然…。



海からの風が気持ちいいですし、敷地内は池もあり広々してて

博物館前の広い石畳の広場で地元の子供たちが遊んだりしててとっても平和空間でした。

市博の2階には喫茶室もあり、マダムやおじさまたちが優雅にお茶している光景が見られたりと優雅。

時間があればそこでお食事なんてのも素敵なのでは…!

うーん、ハセベッキンガム宮殿……。

http://ameblo.jp/fukuoka-museum-cafe/entry-12030937140.html

それにしてもいい街ですね…今度は近くにあるタワーとかの方にも遊びに行きたいです。



今回ここへ来たのはとうらぶに実装されるかも?と期待されている槍・日本号の姿を拝むため。

旅の計画をしている時から、ツイッターを通じて「本当にきれいだからぜひ!」と

オススメされていたので期待していたんです。


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日本号が展示してある場所がおぼろげで、常設展示の方に入ったんですが企画展示室の方でしたね…!

しかし、誰でも学校で習うあの金印の本物を拝むことができたり、

そのほかにも興味深い展示を見ることができたりと回り道なりに楽しかったです。

館内にはモニターやタブレットなどけっこうハイテクな設備もあり、

黒田家ゆかりの武具の展示あたりにあるタブレットでは、

『黒田家の名宝』みたいなタイトルで甲冑や刀剣を見ることができました。

刀剣の画像の一番最初を飾るのは、へし切長谷部

「トップに選ばれてるじゃないか…さすが…」と中島さんと謎の感動をしていました。

その時は気付かなかったんですが、タブレットの画像は自由に拡大して細部を鑑賞したりと

展示されてない品もこうして隅まで堪能できたみたいです。





ちょっと中途半端ですがここでいったん区切ります。

続きはその3へ。